最終更新日 2020年8月24日
私たちが住む日本は“地震王国”といわれるほど
毎日どこかで地震が発生しています。
最近では、、、
東日本大震災
熊本地震
など震度7以上の強い地震が九州でも発生しました。
今のところ唐津では大きな被害はでていないのですが
安心とはいえず不安ですよね。
これから唐津で注文住宅を建てる方に
地震にたいする強い家“耐震性能”についてすこしお話を…
木造建築の注文住宅「直下率」とは!?
直下率とは簡単にいうと
1階と2階との上下階の「柱」、「壁」の揃っている割合のことで
種類としては、「柱」、「壁」の2種類があります。
1つ目は、「柱直下率」
「柱直下率」とは、2階の柱の下に1階の柱がどれだけあるかを示す値。
2つ目は、「壁直下率」
「壁直下率」とは、2階の耐震壁(地震などの力に対して耐える壁)の下に1階の壁がどれだけあるかを示す値です。
極端にいうと1階と2階の間取りが全く同じであれば
柱直下率、壁直下率は共に100%となります。
もう少し直下率を詳しく説明すると
「柱」:1階と2階で柱の位置が同じ場所の本数/上の階の柱の本数×100%
「耐震壁」:1階と2階での耐震壁の場所が一致する壁の長さ/上の階の壁の長さ×100%
を直下率といいます。
理想的な家直下率は
柱直下率50%以上
壁直下率60%以上
といわれています。
ではなぜ、直下率が大事なのでしょうか??
長期優良住宅基準でも安心はできない!
東日本大震災や熊本地震の調査結果で
「柱の直下率」が60%以上「耐震壁の直下率」が60%以上
を超えた木造住宅の注文住宅は大地震の揺れに耐えています。
しかし、耐震性能基準をクリアした地震に強い家であるはずの
耐震等級2(長期優良住宅の耐震性)
を持った木造住宅が熊本地震では倒壊しています。
これも、「直下率不足が原因で倒壊」との調査結果が出ています。
そもそも、現行の建築基準法では
「柱直下率」、「耐震壁の直下率」への規定はありません。
耐震等級の考え方に直下率の規定がないのは驚きです。
耐震等級3(最高等級)だからと言って一概に安心はできなということです。
建築基準法などでの規制がない以上、
建築会社での考え方やルールがどのようになっているか?
を確認することはとても重要なことになります。
川口建築の注文住宅の考え
夢のマイホーム、安い買い物ではありません。
耐震など気にしすぎて理想とかけはなれた注文住宅を建てるのも違うと思います。
川口建築では唐津で注文住宅を建てるにあたり、
耐震性
デザイン性
快適性
など考慮しながら
お客様の夢や想いによりそう間取りのご提案をしています。